あらすじ
「転生があるとしたら、白髪ロングポニテ・中性的な顔立ちの男子になりたい」
――そんな純度100%の「性癖的願望。」から始まった、現代→現代の転生配信者のお話。
幼い頃から、なぜか黒いスポーツカーを描き続けていた少年。
知らないはずの「FA24」というエンジンを語り、小学生のある日、学校のネットワーク障害をきっかけに前世の記憶が少しずつ蘇り始める。
前世は、サーバーと車と音楽とゲームが好きだったインフラエンジニア。
人生二周目。
前世の知識はあるけれど、世界を救う使命もなければ、チート能力もない。
そもそも異世界にすら行っていない。
サーバーを弄り、音楽を作り、ゲームをして、車を愛し、やがて配信を始めれば何故か毎回何かが起きる。
そんな彼が、二度目の人生で再び出会う人たちと――何十年もの時を越えて残っていた、一台の黒いSUBARU BRZ。
世界にとっては何でもない。
本人も「モブ」だと言い張る。
これは、ちょっとだけファンタジーが混ざった現代で、人生二周目を好きなものに囲まれて生きる、一人の転生エンジニア兼配信者の日常のお話。