あらすじ

ぐるぐると、出口の見えない廻廊を、タルパを無理やり連れて歩き続ける。 薬物乱用はやめられたも同然と錯覚を抱いただけの薬物依存症の男ーー砂風が、怒りのあまり逆に諦観染みてきた砂風のタルパーー瑠奈に叱責され、乱用をやめるため減薬・断薬に挑戦しては失敗に終わるのを繰り返す。 『依存性薬物乱用人生転落砂風奇譚』の終わりの先に待っていたのは、向精神薬の乱用がやめられないまま今に至るまで、代わり映えのしない堕落した日常でしかなかった。 それでも、薬物乱用をしながら、脳裏にちらつく断薬を諦めない。そんな乱用の日々と、やめる気があるのか疑わしい医薬品の濫用実験モドキ、その最中にタルパと交わしたやり取りなどを綴った体験談である。 微(※)フィクションのエッセイであり私小説でもあり、文章の癖が強く読みにくいと思われる。また、述懐のみ本編の文体と毛色が違う。読み飛ばしても大した問題にはならないので、どうか許してほしい。 (※)述懐は現状を暗喩混じりに述べたもので、Fragmentは非常に朧気で曖昧な記憶頼りに、それっぽく夢で追体験した体で書いています。実際に夢に見たわけではないため、前作・砂風奇譚のように完全ノンフィクションとまでは言えず、悩んだ末に微としました。第一巡からはノンフィクションです。 (※)本作は薬物乱用を推奨する意図で執筆したものではありません。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/09/20
  • 現在の作品依存性物質濫用人世転獄砂風忌譚~タルパも厭う終わらぬ巡廻~