あらすじ
伯爵令嬢エレノアの婚約者は、何かにつけて幼馴染の令嬢を優先する。
誕生日も舞踏会も、エレノアとの約束より幼馴染が先。
それでも「ただの幼馴染だから」と言われ続け、エレノアは我慢してきた。
だがある日、家同士の重要な式典まで幼馴染を理由に欠席されたことで、彼女はようやく理解する。
自分は婚約者ではなく、都合のいい存在なのだと。
泣いて縋る代わりに、エレノアは婚約解消を申し出る。
そして領地経営を手伝うため、遠縁の辺境伯のもとへ。
そこでは、これまで当たり前だと思っていた「約束を守る」「話を聞く」「感謝する」ということを、辺境伯は当たり前にしてくれる。
一方、元婚約者はエレノアがいなくなって初めて、自分が彼女にどれほど依存していたかを知る。