あらすじ

聖女マリエルは、今日も変わらぬ勤めを果たす。 毎日四時間もの祈りを捧げる一方、癒しの奇跡を施せるのは二時間だけ。救いを待つ人々は後を絶たないが、彼女に許されているのは、神殿が選んだ者を順に癒すことだけだった。 神の愛を説きながら、自分は愛が何なのかを知らない。 そんなマリエルに、孤児の少年ロッドが問いかける。 「神様の愛はすばらしいのに、なんで僕のお父さんとお母さんは死んじゃったの?」 その両親を救えなかった日のことを思い出し、マリエルの中で押し殺してきたものが決壊する。 それでも教皇は祈りを増やせと命じ、婚約者の第二王子は、国へ貢献すれば二人の愛も深まると言う。 彼らが愛していたのは、マリエルではなく「聖女」という立場だった。 ならばもう、言われるがままの聖女ではいない。 マリエルは婚約を破棄し、神殿を出て、自分の力と人生を自分の意思で使うことを決める。 これは、愛を知らなかった聖女が自らの人生を取り戻し、やがて本当の家族の愛を知るまでの物語。

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小説を読もう2026/09/20
  • 現在の作品「あなたが愛したのは私ではなく、聖女という立場です」〜愛を知らない聖女は、やがて家族の愛を知る〜