あらすじ

これ……か? 道を歩いていたときだった。突然、タイヤがパンクしたときのような、ぱああんという大きな破裂音が響いた。 なんとはなしに音のしたほうへ足を向けてみると、道路の端に一匹の大きな蛙がぺしゃんこになっていた。 車にでも轢かれたのだろうか。蛙はまるで薄いゴムシートのように地面にへばりつき、凹凸がまるでなく見事に平らになっていた。だが血や内臓が飛び散っているわけでもなく、皮膚も傷んでいるようには見えない。その姿はグロテスクというより、むしろコミカルにさえ見えた。 しゃがみ込んでまじまじと眺めているうちに、次第に図鑑の挿絵のように思えてきた。 「ふっ……えっ」

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/09/20
  • 現在の作品蛙ぷかぷか :約2500文字