あらすじ
王宮の夜会で、婚約者ジェラルドから突然婚約解消を告げられたミレーヌ。彼の隣には男爵令嬢セシリアが寄り添っており、ジェラルドは彼女との間に「真実の愛」を見つけたのだという。
三年間の婚約を終わらせたいという申し出を、ミレーヌはあっさりと受け入れる。人の心まで婚約で縛るつもりはない。愛する女性を選びたいというのなら、好きにすればいい。
そこでミレーヌは、婚約解消に伴って実家からジェラルドへ行われていた援助も終了すると告げる。
資金、事務所、人材、人脈、そして信用――ジェラルドが現在の地位を築くまでには、将来の娘婿として彼を見込んだミレーヌの実家から多額の支援が行われていた。
婚約者はいらないが、婚約者によって得たものは今まで通り使いたい。
そんな都合のよい話が通るはずもなく――。
「真実の愛って、言い訳が軽すぎませんか?」