あらすじ
|是奈良 吉郎(これなら よしろう)高校一年の初秋・・・放課後、部活帰りの喉の乾きを癒やすため、吉郎は通学路にある古びた自動販売機の前に立っていた。
カエルが鳴きそうな暗がりの中、怪しく光る自販機。
吉郎はポケットから100円玉と50円玉を取り出し投入口へ・・・。
「よし、いつもの微糖・・・」
カチャン、とコインが落ちる心地よい音・・・続いて、欲しい商品のボタンを迷わず押し込む・・・ポチッ。
直後、自販機の内部から「ガコン!」という、重厚すぎる金属音が響いた。
いつもより、ちょっと重そうな音が足元でした。
吉郎は首をかしげながら、取り出し口のプラスチック製のフタを持ち上げた。
「・・・は?」
そこに転がっていたのは、缶コーヒーではなかった・・・。