あらすじ
「エレオノーラ! 貴様との婚約を破棄する!」
王太子アランから「可愛げがない」と婚約を破棄され、さらには生きて帰れないといわれる北の魔境へ追放された公爵令嬢エレオノーラ。
けれど、彼女はまったく困っていなかった。
なぜならエレオノーラには、誰にも明かしていない秘密があったから。
魔境に放り出された直後、襲いかかってきたAランク魔獣を氷の大剣で一刀両断。
その姿を見ていた魔王ヴェルザードは、楽しそうに笑った。
「人間どもは、自分たちの国で最も強い女を魔境へ捨てたのか」
そう。
エレオノーラのもう一つの顔は、王国最強のSランク冒険者《氷剣のレオナ》。
そして彼女が追放されたその日から、王国を守っていた結界が消えた。
「Sランク冒険者レオナを呼べ!」
――残念ですが、もうどうなっても知りません。