あらすじ

「俺は一人じゃ、大したことがない」 十八歳の冒険者ロイド・ヴァルドには、不思議な加護がある。 神殿から告げられた言葉は―― 『己より力の及ばぬ者に寄り添うとき、その身に力は宿る』 これまでの経験から、ロイドはその力を「自分より弱い仲間がそばにいるほど強くなれる加護」だと考え、便宜上《弱者共鳴》と呼んでいた。 そんなロイドが出会ったのは、パーティーを外された駆け出し魔法使い、フィア・エルネ。 彼女が使えるのは、髪を揺らす程度の弱い風魔法《微風》だけ。 敵を吹き飛ばせない。 派手な攻撃もできない。 けれど、その風は驚くほど正確だった。 「弱いけど、使えないわけじゃないだろ」 弱い仲間がいることで強くなるロイド。 弱い魔法だからこそ、自分にしかできない使い方を探していくフィア。 互いの足りないものを補いながら、二人は冒険者として少しずつ成長していく。 しかしロイドは、まだ知らない。 自分で《弱者共鳴》と名付けたその加護が、本当は何に応えて力を与えているのかを――。

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カクヨム
カクヨム2026/09/19
  • 現在の作品弱い仲間がいると強くなる――そう思っていた』 ~役立たずと呼ばれた微風魔法使いと始める冒険者生活~