あらすじ
その日、勇者が世界から消えた。
人間と魔族が共に歩む道は失われ、両者の間には深い溝が刻まれていく。
消えた勇者は、自分がかつて人間だった記憶を持つ魔族として、この世界に生まれ変わっていた。
勇者は魔族として生きる中で気づいていく。
人間にも、人間なりの正義がある。
魔族にも、魔族なりの正義がある。
ならば――この争いに、本当に「正しい側」は存在するのか。
魔族として生きることを選んだ勇者は、やがて人間と魔族、二つの種族の間にある憎しみと誤解に向き合うことになる。
これは、勇者が消えた世界で、
人間と魔族の「正義」に向き合う、
一人の魔族の物語。