あらすじ
「ネズミしか使えない役立たず」
職業判定で《ネズミマスター》と告げられたアルトは、家族から追い出され、冒険者パーティからも追放された。
だが、彼らは知らなかった。
アルトのネズミ――マリアンヌが、誰より早く魔物の気配を察知できることを。
そしてアルトが、何度も彼らを危険から遠ざけていたことを。
「分かった。もう二度と助けない」
そして三日後。
アルトを追放したパーティは、次々と魔物の奇襲を受ける。
傷を負い、追い詰められ、ようやく彼らは気づく。
――自分たちが強かったんじゃない。
強いまま、戦わせてもらっていたのだと。