あらすじ
戦乱の世を生き抜き、旭丸という幼名を捨てた少年は――成田源四郎勝長となった。
織田信長のもとで戦い、仲間を得て、武将として歩み始めた勝長。
だが、その胸に宿るものは、ただ出世したいという願いではなかった。
尾張から美濃へ。
そして、その先に広がる天下へ。
木下藤吉郎をはじめとする織田家の将たちが頭角を現すなか、勝長もまた、自らの軍を率いる者として戦国の表舞台へ踏み出していく。
墨俣、稲葉山――。
激動する美濃攻略の裏で、後に勝長の人生を大きく変える者たちとの出会いが待っていた。
斎藤龍興。
竹中半兵衛。
そして、まだ何者でもない若き武将たち。
知略だけでは、人は動かない。
武勇だけでは、天下には届かない。
仲間を集め、敵と戦い、ときには敗れながら、勝長は自らが進むべき道を見つけていく。
『アスラード・サーガ』第二部――『夢追うもの』。
名もなき少年の時代は終わった。
ここから始まるのは、一人の武将・成田勝長の戦国である。