あらすじ
西暦2122年、人類はほとんどの物をデータ化し、最小限のものしか必要とせずに暮らせるようになった反動からか、実体のある物「自叙伝」を作ることが金持ちの間でブームとなる。
そんな「自叙伝」を作るのは「タイピスト」と呼ばれる人と、「ドール」と呼ばれるアンドロイドの2人一組の「タイムライター」。
このアンドロイド「ドール」には、依頼人の記憶を同期させることで、さながら過去の自分を再現──呼び出すことが出来た。
そんなある日、タイピストの私の前に現れた依頼人は、かつて「英傑」とも呼ばれた1人の老人だった。