あらすじ
政変で声を奪われ、王宮の奥に閉じ込められている第二王子・エリアス。
そんな彼の前に現れたのは、王子を殺すよう命じられた暗殺者・ノアだった。
任務は簡単なはずだった。
王子を殺して、帰る。それだけ。
なのに、ノアはエリアスを殺せなかった。
声を持たない王子と、名前すら持たない暗殺者。
言葉を交わせないふたりは、指先や視線で少しずつ心を通わせていく。
一緒に過ごすうち、ノアの中に生まれていく「守りたい」という気持ち。
そしてエリアスもまた、ノアのそばで少しずつ変わっていく。
けれど、ノアにはエリアスに隠している秘密があった。
殺すために、殺されるために、出会ったふたりが、最後に選ぶものは……。