あらすじ
類まれな美貌と治癒魔法の才能を持ちながら、家族に都合よく使われてきたオデット・ローズ。
「嫌だ」の一言さえ言えない彼が、ある日突然、傲慢で冷酷なルシアン・カーネリア公爵と入れ替わってしまった!
誰にも怯えず、好きなものを食べ、嫌なことには嫌と言う。初めての自由を知ったオデットは、少しずつ自分の人生を取り戻していく。
一方、オデットの身体に入ったルシアンは最悪の日々を送っていた。
鼻持ちならない横暴な家族、にやにやと好色な視線を送る汚い男ども、極めつけは金でオデットを買った自惚れ屋の婚約者!
「一刻も早く、こんな生活とはおさらばしたい」
ところが、ようやく突き止めた入れ替わりを解く方法には、とんでもない条件があった。
二人が心から愛し合い、口づけを交わすこと。
「おい、いますぐ俺を好きになれ」
「そ、そんな無茶な……!」
毒舌公爵×自己主張ゼロの美人治癒魔法士。
入れ替わって初めて知る、お互いの本当の姿。
正反対の二人から始まる、溺愛執着ファンタジーBL。
【登場人物】
オデット・ローズ
ローズ男爵家の次男。教会公認の高位治癒魔法士。類まれな美貌と高い能力を持つが、自己評価が極端に低く、「嫌だ」と言えない。
ルシアン・カーネリア
カーネリア公爵家当主で帝国の宰相補佐。傲慢、毒舌、冷酷な完璧主義者。極めて有能だが、他人への容赦はない。
アドレアン・ローズ
オデットの義兄で現ローズ男爵。若くして家督を継いだ。領地経営に苦戦しており、オデットを家のために利用する。
エレノア・ローズ
アドレアンの母で、オデットの継母。ローズ家の存続と体面を何より重視し、オデットの美貌を金策に利用している。
ギルバート・ロウ
裕福な一代男爵。オデットの婚約者。自惚れが強く、オデットを自分のものだと思っている。
ジゼル・アルヴェイン
ルシアンの弟で皇太子妃。治癒魔法の研究者で、庶民向け診療所の運営や治癒魔法の普及に携わる。
カイラス・エルディオン・アルヴェイン
アストラ帝国皇太子。ジゼルの夫。人当たりのよい美貌の皇子だが、ジゼルにはすっかり骨抜きにされている。
※この作品は「前世医学博士、治癒魔法研究してたらヤンデレ皇子の婚約者になりました」の続編ですが、前作を未読でもお楽しみいただけます。