あらすじ
「そろそろ婚約者を考えたほうがいいかしら」
公爵令嬢エレオノーラの何気ない一言から、グランディア公爵家を巻き込む極秘作戦が始まった。
エレオノーラの婚約者を求めて届いた釣り書きは、なんと三十通以上!
自国の王族はもちろん、他国の王太子や王族まで名を連ねる超豪華な候補者たち。
しかし、彼らを待っていたのは、普通の婚約者選びではなかった。
侍従長による人格審査。
侍女長による社交界チェック。
戦闘メイドによる実戦試験。
諜報担当による身辺調査。
料理、医療、衣装、財務、馬術、魔法、法律……。
「王族だから合格」
「名門だから問題なし」
――そんな甘い世界ではない。
三十二名が次々と脱落していく中、十人の側近たちが掲げる唯一の条件は、
「エレオノーラ様を、本当に幸せにできること」
ただし、本人はそんな過酷な婚約者選考会が行われていることを知らない。
お嬢様の幸せを願うあまり、どんどん過保護になっていく十人の側近たち。
果たして、史上最難関の婚約者選考を突破し、エレオノーラ自身の心を射止める者は現れるのか――?