あらすじ
あらすじ
勇者パーティの荷物持ちとして、道具の補充から仲間の後始末まで担ってきたレオンは、妻ミレイユとともに「役立たず」と追放された。二人が辺境の廃屋を直して宿を始めると、傷ついた冒険者や行き場のない客が集まり、宿は少しずつ居場所になっていく。ところが迷宮で窮地に陥った元仲間たちが、夜ごと助けを求めて来訪。レオンは見積書を差し出し、ミレイユは「まず謝罪と事情説明を」と微笑む。彼らが失ったのは荷物持ちではない。補給、整備、生活魔法、そして互いを信じる二人が築いた“帰れる場所”だった。妻が夫を褒めるたび宿の設備が伝説級に強化される謎も、追放の真相とともに明らかになる。