あらすじ

隣の席の宮本ひよりが絆創膏をくれた。翌朝、学年一の美少女・桐生詩織が俺の机に来て、その絆創膏を剥がし、自分の絆創膏を貼り直して言った。「上書き」。  以来、誰かが俺に何かするたび、翌日かならず桐生が一段上の同じものを持ってくる。ノートを借りれば新品のノート、湿布をもらえば湿布と肩の高さに合わせた鞄。  俺のルールは一つだけ。先に来た方を使う。もらった分は同じだけ返す。後から来た分は、次。  「後からじゃ、だめなの」  「だめじゃない。順番」  そう答えた翌朝、雨の校門に、傘も差さずに桐生が立っていた。朝六時から。  「今日は、私が一番最初。……告白も、先着順?」  後からしか来られなかった彼女が、先に回る話。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/10/09
  • 現在の作品学年一の美少女が、俺に何かした女子のことを翌日ぜんぶ「上書き」しに来る。 ~先着順ですと言ったら、彼女は朝六時の校門に立っていた~