あらすじ
どうしても、この人の弟子になりたい。
高校を卒業した城ヶ崎嬢香は、商店街の探偵事務所へ通い詰めている。
「向いてない」「他を当たれ」――何度断られても、諦めるつもりはなかった。
レイジには、まだ話していないことがある。
彼の名前を初めて知った日のこと。そして、父の帰りを待っていた、あの頃のこと。
無愛想な探偵と、準備だけは万全な十八歳。
噛み合わない会話の向こうにある、彼女の志望理由とは。
『時雨堂探偵事務所の事件簿』の助手・ジョーが、まだ助手ではなかった頃のお話。本編未読でもお読みいただけます。