あらすじ

灰壁暦三〇九年、師走の雪の夜。城塞都市グラウヴァルの冒険者組合の酒場「錆び釘亭」に、泥で髪を固めた娘がひとり入ってきた。頭の上で、白い長い耳が伏せている。酒場番が賄いの豆のスープを出すと、耳は少しずつ起き上がった。 翌朝、広場に参事会の触れが貼られる。『睦月十日、城内の亜人の頭数を改める』。名簿に名のない亜人は、北門から外へ出される。嘘をつけない兎人の娘を、二十日で「人間の給仕」にできるか。手がかりは、ツケのかたに旅芸人が置いていった衣装箱だった。 看板の人形、酒場の鳥、四本の耳。優しさなのか勘定なのか、酒場番は最後まで言わない。 グラウヴァル・シリーズの第四話。第一話より三年前の冬の物語です。この話だけでも読めます。 ※この作品は「Romancer」(ボイジャー)にも重複して掲載しています。縦書き版はこちら。 https://r.voyager.co.jp/epm/e1_703455_10102026033027 シリーズ目次(全話の一覧と、縦書き版・横書き版の入口) https://infraojisan.github.io/novel-tools/grauwall/

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小説を読もう2026/10/10
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