あらすじ

【1話完結の短編小説】  私は岸田万帆(きしだ まほ)。なぜか、昔からふとした瞬間に幽霊が見える。しかも、なぜか見えるのはいにしえの人々ばかり。  その影響なのか、歴史を感じる場所が好きで、特に近くてすぐに行ける奈良へよく出かける。  ある日、奈良へ行くと、ひとりの朝服姿の幽霊に出会った。  彼は「忘れ物を探している」と言う。  けれど、何を探しているのかは長い年月で忘れてしまったらしい。 「すまぬが案内してくれぬか? 誰も私が見えぬようで長年困っていた」  そう言って、私と一緒に奈良のあちこちを歩くことになった。  私にとってはいにしえを感じられる奈良も、朝服姿の彼にとっては、あまりにも変わり果てた奈良。  それでも私たちは、「忘れ物」を探して、いにしえの場所を歩いていく。  彼が探している「忘れ物」とは?

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エブリスタ
エブリスタ2026/10/09
  • 現在の作品いにしえの都の忘れ物