あらすじ

都心の高層ビルの会議室で、上司は軽い調子で言った。 「住民のみなさんが、最後には感謝しながら山を下りてくれる。そういう仕組み、一本書いてみてよ」 国と県が予算を出すモデル事業。対象は、谷あいにある十一世帯十六人の小さな集落。 私が書いた企画書には、悪いことは一行も書いていない。 お茶会と、昔の写真と、一冊の記念誌。 村の人たちは、自分たちで話し合い、自分たちで決めて、最後に、ありがとうと言った。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/10/07
  • 現在の作品村の生前葬