あらすじ
「威力ゼロ。コップの水がちょうど飲み頃になる程度ですね」
元コンビニ深夜バイトの俺が転生した先は、百年戦争中の砂漠の国。
授かった氷魔法はまさかのハズレで、戦力外として最前線の補給所へ飛ばされる。
でも、気づいてしまった。
この魔法、攻撃魔法じゃない。冷凍庫だ。
山羊の乳と砂糖でアイスを作り、前世のコンビニスキルで屋台を開いたら、味方の兵士が大行列。
しまいには敵兵まで、空のお椀を白旗代わりに掲げてやってきて――。
新作は毎週火曜。武器を置いて並べばスタンプ一個。
そして閉店間際、剣を抜いた敵国の将軍が現れる。
「いらっしゃいませー。店内でお召し上がりですか?」
戦力外の補給兵が、屋台ひとつで世界平和をはじめてみる。
笑って、ちょっと泣ける、甘くて冷たい異世界転生コメディ。