あらすじ
巨大幽霊、出現。
街を踏み潰し、人々の命を脅かす超常災害に立ち向かうのは、全高百メートルの対霊装甲機《ゴーストバスター・アークⅡ》!
霊子拳!
必殺キック!
超巨大幽霊との大激戦!
人類の命運を懸けた戦いが、いま始まる!
ただし。
幽霊は、一般人には見えない。
つまり市民からすると、
「突然現れた巨大ロボットが道路を踏み抜き」
「何もない空間へパンチを連打し」
「勝手にビル街で大暴れして」
「最後に満足そうな勝利ポーズを取って帰っていく」
だけである。
当然、ニュース速報。
当然、SNS大炎上。
当然、政府は説明できない。
主人公アキラは叫ぶ。
「違う! そこに百五十メートルの爺さんがいるんだって!」
しかし映像には何も映らない。
幽霊は証拠ゼロ。
巨大ロボの器物損壊だけ証拠映像てんこ盛り。
人類を救えば救うほど、社会的信用だけが死んでいく。
これは、誰にも見えない敵から世界を守るため、
誰の目にも見える形で街を壊し続ける男の物語。
なお世間では、現在のところ主人公側が完全に悪者である。