あらすじ

これは、弱さを捨てる物語じゃない。 弱いまま、誰かと一緒に最強を目指す物語だ。 十五歳で授かった固有能力は――《無知》。 魔力はゼロ。魔法は使えない。 剣の才能もなく、二年間ずっと冒険者パーティの荷物持ち。 そんな少年ソクラは、ある日とうとう仲間から追放される。 だが、その直後。 偶然手にした一本の黒い《鞭》が、彼の人生を変えた。 壊れない。手放せない。他の武器を持つことすら許さない。 どう考えても呪われているその鞭は、《無知》のソクラにだけ応えた。 そして彼が出会ったのは、《仲間殺し》と恐れられる天才魔術師ノイナ。 全属性の魔法を操り、圧倒的な魔力を持つ彼女には――致命的な欠点があった。 魔法が、絶望的に当たらない。 「お前は魔法が当たらない」 「はい……」 「俺は魔法が使えない」 「……はい」 「じゃあ、ちょうどいいな」 「どこがですか!?」 当てられるけど、倒せない少年。 倒せるけど、当てられない少女。 だったら――敵の方を、魔法に当てればいい。 誰にも必要とされなかった《無知》と、誰とも組めなかった《聡迷》。 欠けた二人が出会ったとき、やがて世界を揺るがす運命が動き始める。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/10/07
  • 現在の作品俺は魔法が使えない。彼女は魔法が当たらない。~追放された《無知》の鞭使いと、仲間殺しの《聡迷》魔女~