あらすじ
「四十七ですよ。今さらでしょう」
三島隆弘、47歳。
就職氷河期を生き、長年勤めた会社を失った彼には、
もう一度追いかけたい夢も、人生をやり直したいという希望もなかった。
そんなある日、
幼少期に受けた治療の「長期健康調査」を名目に、
ある研究施設から連絡が入る。
そこで発見されたのは、
40年前から行方が分からなくなっていた症例――CASE-047。
再生医療の臨床研究に参加した隆弘を待っていたのは、
若返りだけではなかった。
目を覚ました彼の身体は、
16〜18歳ほどに見える少女へと変わっていた。
47歳の男として生きてきた記憶。
突然与えられた若い女性の身体。
そして、これまでとはまったく違う人生。
研究所を飛び出した隆弘が出会ったのは、
小さな芸能事務所「Luce Entertainment」と、
まだ自分の才能を信じられない少女たちだった。
夢を諦めてきた47歳の男が、
若者たちの夢を支えながら、
自分自身も「これでいい」ではなく、
「これがいい」と言える人生を探していく。
これは、若返って人生をやり直す物語ではない。
何歳になっても、
自分の人生を選び直せるのかを問う物語。