あらすじ
現代科学が200年かけても解き明かせない『特異点』の理(ことわり)を、生まれながらに宿してしまった高校三年生・牧桜雅(まきおうが)。
彼は極度の面倒くさがり屋で、ひねくれ者で、足癖が悪い。
曲がったことや筋の通らない理不尽が大嫌いだ。
そんな彼の脳内には、親宇宙(おやうちゅう)のブラックホールの中心に巣食う、謎の『3つの異形』が住みついていた。
冷徹かつ正確無比な解析圧を放つ情報担当の黒い球・アオイ。
危機感を娯楽に変換するテンポ軽めな空間生成担当の黒い扉・アイリ。
倫理と生存本能をツンデレ気味に主張する物質製造担当の黒いスライム・ミツキ。
世界でただ一人、彼にしか認識できない“うるさい声”に頭を悩ませながら静かに暮らしていた桜雅だったが、ある日、教室に現れた謎の男の襲撃をきっかけに事態は急変する。
さらに、世界のパンドラの箱をパカーンさせかけた張本人である「仙台弁を話す軽薄な神様」のせいで、有無を言わさず異世界へと強制送還されるハメに――!?
「異世界には行ってやる。だが、行って気に入らなければ真っ直ぐその首を刎ねてやる」
軽薄な神を脅し、ブラックホールの中心でバグった物理法則をぶっ放し、重力波と時空の歪みで理不尽を叩き潰す、ひねくれ高校生の異世界転移の物語(?)開幕!
・主な登場キャラクター
◦ 主人公
牧 桜雅(まき おうが) / 18歳(高校3年生)
一人称: 「俺」
性格: 捻くれていて素直ではなく、曲がったことや筋の通らないことが大嫌いな気だるげな少年。
人間不信気味で面倒になると交流をスパッと切ることもありますが、一度心を開いた相手には友好的。
鋭い内面と、容赦ない物理的暴力を併せ持つダークヒーロー。
特徴: 解剖学的フェチズムの持ち主で、足癖が非常に悪い。
その力は「魔法」ではなく、物理法則そのものを書き換える「重力操作(理の書き換え)」。
脳内の3つの異形(親宇宙のブラックホール中心の重力知的生命体)
※桜雅以外の人間には形態や言語を認識できず、念話は全て ≫《○○○○》 で表現されます。
◦ アオイ(黒い球)
特徴: 真面目で機械的、敬語、正確、感情薄め。
役割: 情報担当、重力の制御、鑑定、ステータス画面・システム解説、数値化・現象定義・解析圧。
主人公をさん付けで呼ぶ/一人称は私。
アイテムボックスや異空間または亜空間の生成も担う。
◦ アイリ(黒い扉)
特徴: 能天気なギャル風、軽い、テンションが高い、危機感が少し壊れていて底抜けに明るい。
役割: 空間生成担当、感覚描写、危険の娯楽化。
主人公を呼び捨てで呼ぶ。一人称はあーし。
◦ ミツキ(黒いスライム)
特徴: ツンデレ、丁寧な言葉遣い、優しい。
役割: 物質製造担当。
緊張感の保持、主人公の保護、倫理・警告、生存本能の肯定。破廉恥さへの不満を示しつつも、桜雅の「筋を通す」姿勢に深く惹かれている。
有史後から現在までの地球及び異世界の食材・武器・防具の作成を担当。
主人公を様付けで呼ぶ。一人称はわたくし。
導入キャラクター
◦ 親宇宙(おやうちゅう)の神
特徴: 桜雅の教室に黒いローブ姿で現れた、仙台弁を話す胡散臭い神様。
役割: 軽薄で責任感がなく、保身が極めて早い。
異世界転移の導入役。
自分に都合の悪い事柄やトラブルを無理矢理押し付ける。