あらすじ
14歳になると、自分のステータスとスキルを確認できる世界。
前世の記憶を持つ少年は正式な冒険者になる日を夢見て、剣術か魔法のスキルを期待していた。
だが、14歳の誕生日に判明したスキルは――造形 Lv.1。
なんだそれ。
彫刻家にでもなれってのか?
そう思いながら試しに木のコップを作ってみると、素材が消え、謎の音とともに薄い層が少しずつ積み重なっていく。
この動き。
この音。
この積層痕。
「3Dプリンターじゃねえか!」
うるさい。
造形には時間がかかる。
失敗すれば盛大にパスタになる。
大きな物を作れば邪魔になるし、造形中は動かせない。
便利なのか不便なのか、いまいち分からない。
そんな造形スキルを引っ提げて、少年は念願の冒険者生活を始める。
これはちょっと変なスキルを手に入れた転生者が、作って、失敗して、工夫して、時々とんでもない物を作りながら生きていく異世界冒険譚。