あらすじ
気がつけば、そこは見知らぬ異世界だった。
神様には会っていない。
使命も、加護も、特別な力の説明もない。
あるのは、前世の記憶と、自分の身体だけ。
そんな俺が手にしたのは、冒険者の最下級を示す――銅札。
まずは食べるために働く。
言葉を覚え、町の常識を知り、採石場で汗を流す。
そして初めて魔物と遭遇した日、死に物狂いの戦いの中で、俺は自分でも知らなかった力を発現する。
魔物を倒せば残る魔石。
危険と引き換えに得られる報酬。
やがて俺は、冒険者として迷宮へ足を踏み入れていく。
そこには魔物だけではなく、
魔道具、武器、防具、希少素材が眠る宝箱。
誰も気づかない隠し部屋や隠し通路。
そして、深く潜るほど価値を増していく未知の世界が待っていた。
最初から最強ではない。
何も与えられていない。
だからこそ、考え、学び、工夫し、一歩ずつ強くなる。
神様に会えなかった男が、
銅札から始まり、自分の力で異世界を生き抜いていく――
成り上がり冒険ファンタジー。