あらすじ
この国では、婚約破棄は採点競技である。
宣言の明瞭さ、罪状の具体性、証拠の提示、指差しの角度、退場の美しさ。合計5.0を超えなければ、罪状は認められない。
「ロゼリア・ベルクレール! お前との婚約を破棄する!」
夜会で突然そう告げられた伯爵令嬢ロゼリア。けれど今夜は審判が不在で、規定第八条により、婚約を破棄される側が審判を兼ねることになる。
ところがロゼリアは、史上最年少の公認審判だったのだ。
泣くどころか白手袋をはめて、審判席へ向かう。
「宣言の明瞭さ、0.9。『真実の愛』の定義が不明につき、マイナス0.5」
三日三晩練習した殿下の指差しは60度(規定は45度)。浮気相手の涙は右目だけ。
そこへ遅れて現れた隣国の大公は、なぜか誰よりも速く、ロゼリアに満点の札を上げてきて――。
真顔の採点で婚約破棄をひっくり返す、ざまぁ&溺愛ラブコメ。
※この作品はアルファポリス・ベリーズカフェ・pixiv小説・エブリスタにも掲載しています。