あらすじ
子爵令嬢エリーゼは、六歳の時に同い年の第一王子オリヴァーの婚約者となった。
オリヴァーは政敵により『第一王子殿下は、長じて王位を得たら暴君となる』という予言を捏造され、王宮の片隅で虐げられながら生きていた。
「私は暴君となる定めなのだ! 放っておいてくれ!」
「暴君とは、なんでしょうか……?」
「私もよく知らないが……、悪者であるらしい」
調べてみると、暴君というのは悪者のことでもないようで……?
共に暴君を目指して努力する中で、二人の距離は縮まっていく。
だが、エリーゼの真の役目は、オリヴァーを支えることではなく、王位から遠ざけることだった。
成長した二人を待ち受ける運命は――?