あらすじ
「大人しい子」「手のかからない子」。
言えなかった言葉が積もるたび、私にしか見えない頬のあざは広がっていった。
憧れのアニメ制作会社にも居場所を見つけられず、部屋へ戻った私は、電子の歌姫に言葉を託す。
優しさも、怒りも、誰にも見せられなかった自分も。
142から180、そして200BPMへ。
喋れない私の音が、まだ知らない誰かのもとへ走り出す。
ミツキの初期作品『142BPM』を全面リメイク。
初稿の荒さを磨き直し、あの頃の衝動を残したまま、登場人物と物語に新たな生命を吹き込みました。