あらすじ
「リディア。君との婚約を破棄する」
婚約者から突然、婚約破棄を言い渡された侯爵令嬢リディア。
「君は地味で、何の役にも立たない」
誰もが彼女を笑った。
けれど、彼らは知らない。
リディアには、人がついた嘘を見抜く力があることを。
婚約者の隣に立つ令嬢の「愛しています」が嘘だと見抜いたその夜、彼女の前に現れたのは、王国一の「嘘つき」と呼ばれるクロード公爵だった。
「君は、俺の嘘が見抜けるか?」
――答えは「いいえ」。
誰の嘘でも見抜けるはずのリディアが、なぜか彼の本心だけは読むことができない。
「俺の妻にならないか」
婚約破棄から始まったのは、人生のどん底ではなかった。
それは、ずっと彼女を想い続けていた公爵との恋の始まりだった。
捨てた婚約者が後悔しても、もう遅い。
「君の過去は、もう俺が守る必要もない」
「これからは、君の未来を守る」
これは、誰かに選ばれるだけだった令嬢が、自分自身の意思で愛する人を選ぶまでの物語。