あらすじ
普通の高校生・陸は、ある夜、学校で不思議な少女を目撃する。
彼女の名前は、澪。
人間ではない怪物と戦い、傷つきながらも決して人を傷つけようとしない少女だった。
「私は……ここじゃない場所から来たの」
澪は魔界から逃げてきたという。
戦うことを拒み、追われる身となった彼女が望んでいるのは、ただ一つ。
学校に通って、友達を作って、放課後に笑って――
普通の女の子として生きること。
翌朝、澪は陸のクラスに転校してくる。
秘密を抱えた少女と、その秘密を知ってしまった普通の少年。
最初は距離を置こうとする陸だったが、澪が追手に狙われていることを知り、少しずつ彼女を守ろうとするようになる。
やがて明らかになる、澪の本当の正体。
そして、なぜか澪のそばにいる陸まで狙われる理由。
「俺には何もない。それでも――」
これは、魔界から逃げてきた少女と、特別な力を持たない少年が出会い、
互いを守ることの意味を見つけていく物語。
甘くて、切なくて、少し危険な――
二人の青春が、今始まる。