あらすじ
休日、ひとりで釣りをしていた近堂司は、ニホンマムシに噛まれて救急搬送された。
毒によって意識を失い、次に目を覚ましたのは一週間後。
病院は荒れ果て、人の姿は消え、廊下ではゴブリンが人間の死体を漁っていた。
訳も分からないままゴブリンに襲われ、棍棒で殴られた司の視界に、突然文字が浮かぶ。
【対象からの加害を確認しました】
【固有スキル【因果応報Ⅰ】が起動しました】
【ターゲットをロックしました】
司に明確な害を与えた人物や魔物は、自動的に対象としてロックされる。
そして、その相手を自ら倒せば――相手が持つスキルの一つを取得できる。
最初に手に入れたのは【夜目Ⅰ】。
病院の外にはゴブリン、異形の獣、巨大な怪物たちが溢れ、文明はわずか一週間で崩壊していた。
なぜ世界はこうなったのか。
生き残った人間たちは、今どこにいるのか。
そして、この世界で司から何かを奪おうとする者たちは――。
やられたら、やり返す。
奪われたなら、奪い返す。
これは【因果応報】を手に入れた男が、モンスターの溢れる世界を生き抜き、やがてすべてを奪った者たちへ報いを与えていく物語。