あらすじ
高校二年の夏。
男子バスケ部の佐伯悠真には、気になる女子がいた。
同じ体育館で練習する女子バスケ部の白石凛。
雨の日に一緒に駅まで走ったことをきっかけに、二人の距離は少しずつ縮まっていく。
けれど悠真には、ずっとそばにいた幼馴染・奈緒がいた。
何でも話せる相手。
昔から一緒にいるのが当たり前だった相手。
だから悠真は、奈緒が自分をどんな目で見ているのか気づかなかった。
そして迎えた夏の大会。
伝えられなかった想い。
先に進んでしまった恋。
ずっと隠されていた幼馴染の気持ち。
「好き」と言うタイミングを逃した三人の青春が、夏の終わりに動き始める。
これは、恋が叶うだけの物語じゃない。
届かなかった恋と、近すぎて見えなかった恋を描く、少し切なくて爽やかな青春恋愛短編。