あらすじ
生まれたときから、前世の記憶を持っている――。
大学院生の瀬戸要(せと・かなめ)は、同じ研究室に入ってきた後輩・織本麻朱(おりもと・まあか)に惹かれていく。
けれど、要は知っていた。彼女はかつて、自分が生涯の忠誠を誓った王の妻だった。
前世では、決して恋愛関係になることなどあり得なかった二人。
それでも今世では、身分も、王も、忠誠もない。
麻朱もまた、過去を知らないまま、要を一人の男性として好きになっていく。
前世の愛も、今世の愛も、どちらも嘘にはできない。
二つの人生を生きた二人が、背徳感を抱えながら、それでも自分たちの意思で選ぶ、二度目の恋の物語。