あらすじ
能力が日常に溶け込んだ現代。
特殊能力事案統合対策庁――AEGISには、通常の警察や消防では対応しきれない能力事件へ即応する部隊が存在する。
第七特殊即応小隊《Vesper》。
他人の能力を奪い、自らのものとして扱う《Usurp》を持つ神代朔は、相馬蓮、白石凛、御堂拓海、隊長・橘修司とともに、能力犯罪や事故、救助任務へ向き合っていた。
戦えば強い。
けれど任務が終われば、報告書を押しつけ合い、くだらないことで笑い、気づけばまた同じ場所に集まっている。
そんな日々の中で、朔は仲間と関わり、少しずつ自分の居場所を知っていく。
やがて失うものがあり、離れることがあり、それでも最後に彼が選ぶのは――帰ること。
これは、能力を奪う男が、帰る場所を見つける物語。