あらすじ

異世界に転生した俺を待っていたのは、魔王でもなければ、勇者でもなかった。 ――整備されていない道路だった。 前世で北海道の開発に携わっていた俺は、ひょんなことから異世界の小さな国へ転生する。 文明水準は中世。舗装道路はほとんどなく、物流は滞り、雨が降れば道は泥だらけ。 ならば、と俺は道路を造ることにした。 道ができれば、人が動く。 人が動けば、物が売れる。 町が栄えれば、国も豊かになる。 ……そう思っていた。 しかし、道路には建設費だけではなく、維持費がかかる。 橋には点検が必要で、街道には補修が必要で、冬になれば――当然、除雪もしなければならない。 「道路を造れば国が発展するんじゃないのか?」 「発展したからこそ、維持する金が必要なんですよ」 これは、異世界でインフラ整備に人生を捧げることになった男の、派手ではないけれど妙に現実的なスローライフである。

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カクヨム
カクヨム2026/10/06
  • 現在の作品北海道開発局から異世界転生した俺、道路を整備しまくって王国を大発展させる!……なお、数年後の維持費と除雪費で詰む模様。