あらすじ

王立図書館西棟へ配属された新人司書リゼット・ベル。 初出勤の日、逆さに並んだ本を直そうとした彼女の掌へ、赤い紙帽子の小さな人が落ちてきた。 身長十二センチほど。返却印より小さい。 それでも彼らは、分類、利用者案内、修繕、年次資料の整理まで、本気で働く「しおりびと」だった。 ところが西棟は、利用減と維持費のため統廃合候補。 しかも、担当する本が長く読まれないと、小さな司書たちの色は少しずつ薄くなっていく。 だからといって、読者へ不要な本を押しつけるわけにはいかない。 古い本をどう今の人へ届けるか。 何を残し、何を移し、どう直せばまた読めるのか。 新人司書と六人の小さな同僚たちは、図書館の仕事そのもので西棟の未来を作っていく。 巨大な返却印と格闘したり、目録引き出しを朝礼室にしたり、胸ポケットで勤務したり。 真面目だからこそ、どうしようもなくかわいい。 小さな司書たちと一緒に働く、やさしい図書館ファンタジー。

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カクヨム
カクヨム2026/10/06
  • 現在の作品王立図書館のちいさな司書さんたち