あらすじ
元演劇部のニート・天城透は、ある夜、不思議な夢を見る。
勇者と六人の英傑が魔王を倒し、世界を救う――そんな王道ファンタジーの夢だった。
しかし目を覚ますと、透は夢の中の勇者、アルセイン・ルミナスになっていた。
しかも、アルセインとしての記憶も、この世界での人間関係もなぜか知っている。
「こうなったら、完璧に勇者を演じてやる」
幼馴染を含む六人の英傑と共に、魔王を倒す旅へ出る透。
だがその旅路で彼らの前に現れるのは、【世を燃やす者】と呼ばれる謎の男だった。
敵であるはずの彼は、なぜか透たちを殺そうとはしない。
そして透は、この世界と勇者に隠された大きな秘密へと巻き込まれていく。
これは、偽りの勇者が本物の勇者と出会い、世界の運命に抗う物語。
「これは俺が、世界で一番【最低】で【最悪】な勇者になるまでの物語だ」