あらすじ
王国に古くから伝わる、七つの厄災。
かつて世界に甚大な被害をもたらしたそれらが、再び目覚めようとしていた。
神託が告げたのは、厄災の復活と――新たな勇者の誕生。
王都で平凡に暮らしていた青年・ルカは、友人に誘われるまま王城を訪れ、そこで何気なく聖剣に触れる。
その瞬間、聖剣は眩い光を放った。
「……嘘だろ。俺が勇者?」
剣を握ったこともない。
世界を救いたいなんて考えたこともない。
できることなら、昨日までと同じ毎日を送っていたい。
それでもルカは、大切な人たちが暮らす世界を守るため、仲間たちと旅立つことを決める。
聖女との出会い。
旅先で出会う人々。
仲間との別れ。
そして、各地に封じられた七つの厄災。
一つ、また一つと厄災を打ち倒しながら、ただの青年だったルカは少しずつ“勇者”になっていく。
七つの厄災をすべて倒せば、世界は救われる。
これは、勇者になりたくなかった一人の青年が――
それでも世界を救うまでの物語。