あらすじ

「事件」にならなければ、その傷は存在しないのか。 桐花高校をめぐる事件を経て、学校は「桃花学園高等学校」として再出発した。 高校教師・大沢茉侑もまた、日常へ戻ろうとしていた。 けれど、以前の彼女とはもう違う。 誰かが踏み外す未来を見てしまった。 見えてしまった以上、何もしないという選択は、もう選べない。 そんな中、東京で女性ばかりを狙った不可解な連続殺人が発生する。 被害者たちは薬物によって、意識を残したまま身体の自由を奪われていた。 逃げることも、抵抗することも、助けを求めることさえできない。 残されたのは、目立たない注射痕と、声にならなかった恐怖。 警視庁捜査一課の園生圭子が捜査を進める一方、探偵・桜井潤、外科医・葛城百合、そして茉侑も、それぞれの立場から事件へ近づいていく。 だが、彼らが拾い始めたものは、警察の記録に残る「証拠」だけではなかった。 被害届にならなかった恐怖。 診断名のつかなかった痛み。 誰にも記録されなかった違和感。 そして――まだ「事件」と呼ばれていない傷。 やがて犯人の視線は、事件を追う側へと向き始める。 普通の高校教師だった大沢茉侑は、どこまで踏み込むのか。 桜井は彼女を守るのか、それとも自分の足で立たせるのか。 そして、閉じられていたAMAZONESSの扉が、再び動き始める。 声にならなかったものは、本当に存在しなかったことになるのか。 『AMAZONESS case2 Silent Evidence ― 事件未満の傷 ―』 case1から続く物語ですが、本作からでもお楽しみいただけます。

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カクヨム
カクヨム2026/10/06
  • 現在の作品AMAZONESS case2 Silent Evidence ― 事件未満の傷 ―