あらすじ
【本作品を読む前の注意】
※本作品は2026/06/24時点の競馬の公式記録・事実関係に基づき制作されています。この制作日以降に記録等が更新された場合でも、作中での書き換えや修正は行いません。
※本作品には一部、「競走馬の予後不良」「騎手の落馬事故」「第二次世界大戦」「登場人物の精神疾患・自死」に関するショッキングな描写が含まれます。適宜レーティング設定や事前の注意を徹底しておりますが、苦手な方はブラウザバッグをしていただくか、ご注意の上お読みください。
※本作品はフィクションです。実在の人物・団体・競走馬・事件等には一切関係ありません。また、実在の出来事や特定の症例、関係者、競走馬等を批判・揶揄する意図は一切ございません。
上記の注意を確認し、本作品をお楽しみください。
◇◇◇
競馬だけが生きがいである女子高生、リカが通り魔に遭い殺害された。リカは命を失い、天へと旅立った。
混沌とした「天国のような場所」で、リカはとある存在と出会う。それは昔、GⅠレースで六連勝を達成した日本の名馬、ダイアモンドサイドだった。
彼はリカにこう提案する。
「互いの来世を入れ替えないか。君は馬に、僕は人間になるんだ」
リカは「天国のような場所」の浮遊感に流されるようにして、その提案を呑んだ。
そのとき、ダイアモンドサイドはこう言った。
「君がサラブレッドとして生まれたとき、最高の環境を用意してあげるから」
――そしてある日、一頭の牝馬がとある牧場で生まれた。
その牝馬は、尾花栗毛の美麗な馬体に、華麗なる血統、圧倒的な脚、そして――前世の記憶を持っていた。
彼女は後に「カノンセレナーデ」と名付けられ、ターフに咲き、そして様々な人馬と共に壮大な馬生を歩むことになるのだが……。
リカを殺した通り魔とは誰なのか?ダイアモンドサイドはどんな人間に転生したのか?
その他にも数多の謎を抱えながら、カノンセレナーデはどこまでも、どこまでも走り続ける。
仲間と、ライバルと、そして己の栄光と共に。
これは、人馬達の運命と運命が織りなす、巨大な軌跡の物語。