あらすじ
継母と異母妹に疎まれ、売られるように縁談を押し付けられた伯爵令嬢リゼット。嫁ぎ先は、両親を亡くしたばかりの十歳の公爵ユリアンだった。
課された役目は「公爵が成人するまでの仮の妻」。後見人である叔父に冷遇され、心を閉ざした小さな旦那様を、リゼットは姉のように慈しみ、八年後に笑って出ていくと決める。
そして迎えた成人の日。立派に成長した旦那様に離縁状を差し出すと、ユリアンはそれを目の前で破り捨てて微笑んだ。
「その契約、僕が十二のときに書き換えておきましたよ」
期限付きの白い結婚のはずが、年下公爵様は最初から手放すつもりなどなかったようです。
(全24話完結)