あらすじ

婚約破棄を告げられた、その朝。 帰ろうとする私に、十六歳の弟が「僕も試合をやめて帰る」と言い出した。 今日は、弟が初めて剣術会に出る日なのに。 「ルカ。あなたの試合を、見に行ってもいい?」 婚約者に上品であれと言われて、いつの間にか控えるようになっていた、大声で笑うことも、身内の話に夢中になることも。 けれど、一本取り返した弟を見たら、黙ってなどいられなかった。 「姉様。声、大きすぎる」 「ごめんなさい。嫌だった?」 「……嫌ではないけど」 恋が終わって悲しい。でも、弟の頑張りは嬉しい。 勝ちたい弟と、最後まで見届けたい姉。 失恋した一日が、少し騒がしく、温かくなるお話。

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小説を読もう2026/10/06
  • 現在の作品婚約破棄された姉は、弟の応援で忙しい