あらすじ
2038年7月1日。
旅行会社で働く灰原悠真は、以前何となく応募した懸賞で、正規旅行代金198万円の「日本一周85日間クルーズ」を引き当てる。
舞台は、日本各地の港を細かく巡る「はなみずき丸」。
朝は寄港地の料理を食べる。
昼は時刻表を片手に街を歩く。
船が動いている間は仕事をする。
そして夜になれば、THEATERへ。
船内では12人のCASTが日替わりでステージに立ち、THEATERやCAST BARでは独自通貨「HANA」が使われる。
最初は、ただの長い旅行のはずだった。
けれど。
毎日同じ船で顔を合わせる。
同じ景色を見る。
一緒に過ごす時間が増えていく。
少しずつ人を知っていくうちに、85日は「長すぎる旅」ではなくなっていく。
旅には、最初から終わる日が決まっている。
9月23日。
それまでに、悠真は何を見て、誰と出会い、何を持ち帰るのか。
日本各地の交通、食、港。
そして、船そのものを生活の場所にする85日間。
日本一周クルーズを舞台にした、旅と日常と出会いの物語。
※毎日17:55更新