あらすじ

夫から依頼された恋文の宛先は、代筆屋である私でした。 結婚して三年。「氷の公爵」と呼ばれる夫ユリウスと交わす言葉は、一日に三つだけ。 借金と引き換えに嫁いだ公爵夫人セレナは、正体を隠して街の文具店で「月影の代筆屋」を営んでいる。 規則はひとつ。依頼人の顔は見ない。衝立越しに話を聞き、想いを手紙にするだけ。 ところがある木曜日、衝立の向こうから聞こえてきたのは、聞き慣れた夫の声だった。 「妻に、恋文を書きたい」 私を嫌っているはずの夫が語り始めたのは、私の知らない「私」の話で――。 すれ違い続けた夫婦の、手紙から始まる両片思いの物語。

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小説を読もう2026/10/06
  • 現在の作品恋文の代筆屋ですが、夫から「妻への恋文」の依頼が来ました