あらすじ
廃寺の地下から発見された、奇妙な木像。
そこには、タコと人が融合したような怪物が、鎧を着た美しい若者を八本の腕で絡め取り、今にも喰らわんとする姿が彫られていた。
瀞具教授は、それを「海女の珠取」の原型だと断定する。
だが宝珠はない。命綱もない。
そもそも、鎧を着て海へ潜る者などいない。
では千年前、何を表そうとしてこの像は彫られたのか?
教授は、この像の真実に辿り着くことができるだろうか?
平安の怪異と現代の誤読が千年越しに噛み合わない、怪異ブラックコメディ。
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