あらすじ
伯爵家の虐げられ令嬢エミリアは、我儘な妹の身代わりに「氷の死神」と恐れられる冷酷な公爵クラウスへ嫁がされる。命の危険を覚悟して迎えた初夜、無表情な彼が突然涙を流して足元に跪いた。「やっと俺の手の中に落ちてくれた……十年ずっと貴女だけを見ていた」――冷徹な仮面の下に隠されていたのは、狂気じみた一途さと重すぎる純愛。部屋中に飾られたエミリアの似顔絵や買い占められた思い出の品に困惑しつつも、不器用で真っ直ぐな愛に触れ、凍てついていたエミリアの心は次第に甘く溶かされていく。すれ違いから始まる溺愛ラブストーリー。